卒業式のグランドピアノと桜

卒業式という舞台

これまで行ってきた卒業式での演奏。入退場はもちろん、証書授与の間、卒業生答辞での「仰げば尊し」の演奏、校歌その他の歌の伴奏…。それらすべてが裏方に徹し、最後に卒業生が体育館を出た後に初めて派手にその場を締めくくる。

感動に包まれた会場のボルテージが上がった瞬間に、ディズニーランドの最後の花火のように派手に締めくくることで、卒業式に参列している保護者や生徒たち皆が、スッキリとしたピリオドを打つことができる。

これを大切にしてきた。

生演奏であることの意味

しかし、この生演奏を、CDでよいのでは?という声も全く無いわけではない。生演奏だからこその良さというのは、音楽に関わっていない人にはなかなか分からないものなのだろうと思う。それに、誰かが生演奏であるべきと提唱しているわけでもなく…。

音楽が流れる商業施設

しかし実際に、クラシックではなくても、日本人はもちろん、世界の人々と音楽は切っても切り離せないのは事実。テーマパークのBGM、商業施設でのBGM、推しのライブ、テレビのCM、インスタなどのSNSのBGMなど。音楽というものが特別なものではないのは分かっているはずなのに、どうやったらそれが自分事になるのだろう。

音楽の全ては人の心を動かすこと——ある意味、意図的な演出の時もある——につながる。

その奥深さを、もっと多くの人に知って欲しいと思っている。